昨年わたしの手違いで切ってほしくない植木を根こそぎ切られてしまって、咲くべきものや芽が出るべきものがなくなって寂しいと思っていたら。
撤去しそこなったコレが。陽当りがよくなったのでわーーっと駐車場の隅っこで咲いていた。
両親がいなくなって20年になる我が家。
これは両親が植えたもの。
生き物ってすごいですね。
花ニラの白い色は~恋人の色~~♫
毎年この歌でこの花の写真を投稿してます。
この花は日陰でこんなふうに思いっきり露出をアンダーにするとこんなふうにすんごく妖艶に撮れる。
…。
アダルトチルドレンって言葉はなんとなく聞き覚えがある程度で
あれか、ニートで親に世話になってる子供のまんまの大人のこと?とか全然とんちんかんな誤解をしていた。
先日ひょんなことから、それがなんなのか知ることになりました。
え?
アダルトチルドレンの特徴20みたいな設問に
なんとほぼ満点で合格してしまったわ。
なにそれ。
でもわたしは親に虐待されたり愛情がなかったりとは無縁。
両親ともとても大切に育ててくれました。
まあ
兄弟がいなかったから、親対子:2対1でかなり両親に対していい子でなきゃと気を使っていたのは事実。
あと思い当たるのは。
うちにはおもちゃがほとんどなくて。ふつう魚雷戦ゲームとか人生ゲームとか友達が遊びにきたら使うおもちゃってあるじゃないすか、そういうものは買い与えられなかった。
学習に関わるものは買ってくれた。そのひとつが楽器で、だからわたしはひとりで楽器で遊ぶ幼児だった。
お誕生日おめでとう~~♡
まわりの人にこの言葉をかけられないのは自分が祝ってもらったことがないから。
もうひとつ思い当たるのは。
タンゴバンドやっているときに不思議に思ったことがあってですね。
わたし以外のメンバーのご家族は一度はお客さんで応援に来てくれていたんですが、わたしはそれが不思議でというか、違和感で。
なんでくるんだ?過保護じゃねえのか。
わたしの父親は音楽を仕事をどうやら最後まで認めてもらっていなかったようだった。(死んだあとに知った)母親は活動するまえに若年性アルツハイマーでおかしくなっていたから、わからない。シャンソンやタンゴだったら聞きたかっただろうなとは思う。
それが関係しているのか、どうか。
そういえば仲が悪かったわけではないけど、うちには家族3人の写真が一枚もない。
家族旅行をした記憶もほぼない。
え?これはたしかに不自然な気がする。
(そう見えないかもしれませんが)わたしは必要以上に自分には厳しく、これでいいものをこれでいいのかと疑って力んでやってきた。困ったことに自分に厳しくすると他人にも厳しくあたる、人間関係をうまく築けないときのパターンだ。
そんなこともおそらく男の仕事として理解されなかった音楽という仕事を認めさせたかったのかもしれない。
とかいう自己否定もACの典型的な例みたいですが。
というわけで、ACすなわちアダルトチルドレン??
え?わたしが?
確かにそうだと仮定するとあれもこれもといろいろ謎が解けていくし、理にかなっていることが多い。
…。
でもですね。
それはこの歳になるともうどうでもいいことだ。
こんなひねくれた性格でご迷惑をかけた多くのかたがたに申し訳ないとは思うけど。
無駄にがんばらないでもっと楽しめばよかったかなとは思うけど。
がんばらなけば生きていけない。そう教育されてきたような気はしますね確かに。
そこに負い目がいつもあったような。
うーん。
足元でこの花が咲くと両親を思い出す。
きっと一人息子を可愛がりすぎて甘やかさないようにと、リミッターかけてたんでしょうね。
かなり強めの。
はい。
親子の血のつながりは容姿や嗜好が似たりするけど、魂は全然別だと思っています。それが証拠にな何人子供産んでも同じ環境や食事で育てても、考え方や生き方は全然違います。私は命は神様からの預かり物だと思っています。いつか返さなきゃ、と、いつも思ってるんですが、なかなか精神的な子離れが出来ず困ったもんです。
コメントありがとうございます。さあ親がいなくなって20年、自分がいざこの年齢になってみるともうどうでもいいという思いです。まあ振り返ると誰が悪いとか何が悪いというよりは、家族3人みんな不器用だったかとは思いますね。でもこれも戦争で死に遅れた人と焼け出された人と、そこらにはかなり深い事情があったようでした。昔の人はたくさん苦労して生きてきたのでしょう。