5月の薔薇2023*レンズ比較

X-T20 Nikon Micro-Nikkor55mmf3.5

一つ前の投稿で書いたように今年の5月の薔薇は、オールドマクロレンズが競い合うように活躍してくれた。

最初はNikonのマイクロレンズ、有名なf2.8の一世代前のMicro-Nikkor55mmf3.5で撮ったもの。2020年まで40年に渡って販売していたf2.8と比較して、f値が暗いこと以外、写りはこっちが上というかたの意見はあちこちで見かける。どう違うかというとレンズの構成が違うらしくて、四隅までしっかり写る個性を持っているらしい。1977年の製品らしいが基本的な設計は1963年、60年前のものとのこと。ニコンってすごいんですね。

X-H1 Minolta Micro-ROKKOR50mmf3.5

例のミノルタのまだレストア前、すなわち前玉のコーティングが剥がれたままのレンズで撮ったもの。こんなふうに書かなければわかりませんね。ニコンとの違いはボケていく境界線が滑らかなこと。これより甘くなると滲みとして見えてしまうけれど、いいバランスだと思う。

X-H1 Minolta Micro-ROKKOR-X50mmf3.5

型番を間違えて買ってしまった「-X」がつくMicro-ROKKOR。比較してみてもどこに違いがあるのかわからない。やっと見つけた海外サイトでの仕様比較によると、発売年(-Xは77年無印は81年)と重量以外に変化はない。重量はプラ部品に変更したからだとすると、おそらく中身は同じなのだろう。

X-H1 Minolta Micro-ROKKOR50mmf3.5

レストア後の無印。逆光でなければこの3本に違いは…。どうなんでしょうね。

X-T20 XF56mmf1.2

FUJI純正のわりかし高価な単焦点XF56mmf1.2で撮影したもの。NDフィルタでシャッター速度を遅くして絞りを開けても撮影できるようにした。

X-H1 EBC-FUJINON 55mmf1.8

FUJIレンズの先祖というか大先輩のEBC-FUJINON 55mmf1.8を持ち出してみた。これはリサイクルショップのジャンク箱から救出したもの、何故かレンズはノーダメージで軽く汚れを拭き取っただけで使える一本になってくれた。コントラストが強いのを個性としているらしいが、たしかにオールドレンズにしてはしっかり色を出してくる。もしかして発売こそ70年頃だけどその後、コーティングを進化させたのかも(EBC=エレクリックビームコーティング)。背景のカラー玉ボケはなかなかかわいい。

X-H1 Minolta MC-ROKKOR100mmf2.5

ちょっと珍しいMinoltaの古い100mm単焦点も持ち出してみた。おそらく発売年は1966年、これもどこかのジャンク箱から助け出してきたと思うが忘れてしまった。中はきれいで汚れや傷によるダメージは映らない、ただ時代的には逆光耐性には弱いはずで、ご覧のとおり大きなゴーストが右下半分を覆ってしまった。これを個性とするか、NGとするか。今の若い人はエモいとかいって喜ぶらしい。確かに懐かしい写りではある。

X-H1 Minolta Micro-ROKKOR50mmf3.5

薔薇は所詮、園芸花というものの、この魅力は圧倒的なので、毎年春と秋の薔薇撮影を楽しみにしている。人の顔と同じように薔薇には表情があり、他の花と比べてそれがわかりやすいから飽きないのかもしれないし、花ってみようによってはかなりエロいというか、例えばハイビスカスやポピーなんかはよく見るとそっちの意味でどぎついのだけど、薔薇はそういう印象がなく、卑猥なものを隠しているような恥じらいというか、まあよくわからないけどそんなふうにわたしは年々、薔薇の魅力に夢中になっている。若いころは薔薇鑑賞なんて、年寄がするものでカッコ悪いと思っていたのだけど…。まあいいか。

写真というのは不思議なもので、心からきれいだなと思うと、きれいな薔薇写真が撮れる。今回ご紹介させてもらった何枚かは実際ファインダーを覗いて、うわーーーって言ってます。へんなジーさんかもしれないけど、自分にとっても薔薇にとっても、ご覧いただける誰かにとっても、いいことだろうから、控えめでもこの感動は堂々と表している。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

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