バレンタインぷりんちゃん撮影で使った薔薇が薄暗い玄関でまだひっそり咲いておりました。
そうですね、わたしがやってきたことは趣味と仕事が一緒になっているからあれです、人によってはおそらく仕事が遊びに見えてるわけで
なもんだから、より一生懸命これはそこらの遊びでやってる人とは違うぞと頑張りすぎてしまうわけね。
しかし
長い人生を生きておりますと、過去にがんばっていいことがあったためしがない。
てきとうにやってるほうが、なんだかうまくいっている。
がんになってリタイアしたとき、カメラに縁ができて、ひとりカメラをぶら下げて朝からあちこち歩き回った。
道行く年寄に不思議とよく声をかけられた。
そのときは仕事もなかったし、再発の不安でいっぱいだったけど、充実していた。
この玄関の薔薇。
ここ数日ずっとわたしを黙って送り迎えしていた。
ちらっと見るだけのわたし。
さっきなんだか可愛そうになって部屋にもってきて今撮影したけども。
可愛そうなのは薔薇というよりわたしなのでは?
自分に厳しくするのはそろそろにしないと、花も小鳥もいい景色も
まわりの人の心も
見えなくなってしまう。