先日2月25日のぷりんちゃんねるから切り出してみました。
いつだったか、もう20年以上前か、ピアニストみたいに和音とメロを操ってジャズの曲を即興で弾いてみたいと、その頃はまだまともなガットギターさえ持ってなかったし、指弾きもてきとうなもんでしたが、その憧れが20年もたってやっと少しは手に入ってきたかと実感した演奏になりました。
この日、フルアコ演奏を宣言していたのにそれを全面撤回した決定打は実に不思議なできごとでした。
今回ゲストのいそぶー氏と打ち合わせをした日に
いま熱心に聞き返しているアルバムがあるという
わたしも数年ぶりにPCに取り込んだCD音源があって
それをほんと数年ぶりに繰り返し聴いていた。
某有名ピアノトリオ
なんと。
その作品さえも一致していたという。
なんかオカルトっぽい以心伝心ですがこんな事実があり
ジャズギターなんて弾いてるバヤイじゃねえわこりゃ。
ということになったってわけです。
いまどきの人は傷のないお上手な演奏を目指したり評価するみたいだけど
わたしはそういうのはちっとも興味がない。
負け惜しみじゃなく。
上手な演奏はたしかに同じ楽器をやる人に向けてなら有効かもしれないけど、わたしは現場のライブ演奏家で、相手はお酒が入ったお客さんですから、上手でも退屈させたらダメだったんで。
スイングさせること、演奏にキレを持つこと、中身のある演奏であること。相手に届く音色を奏でること
そして
その場で音楽を創り合うこと。
ガットギターはこの20年くらいで、演歌のギターからすっかり市民権を得て、若い人もふつうに使っている。
ボサノバが一般化したからかな。
でもこんなふうにジャズの合奏で、メロと和音を同時に指弾きしながら即興演奏してる人はまだ少ないのでは?
あまり人がやってないことが大好物なわたし。
だからお客さんには恵まれないのかもしれないね。