みなさまこんばんわ。
ナガイネ!で勝負のフンドシブログ、タンゴ番外編その2です。
昨日のフンドシ解説で、さっそく邦題を違う曲と間違えて堂々と書き垂れてしまうという、不穏な流れになっております。
この流れのまま、今日のネタ、書いていいものかどうか。
今回はまずいんじゃないのか。
これまでのフンドシは、ワタクシが仕事としている音楽方面からの解説が根本にあるので、それに乗っかってデタラメ文もお許しいただいてきたかと思うんですが。
今回は、違います。
未経験なもの、知らないものを、さも情報だけ取り入れて自分のことのように論じる、知ったかぶり ですかねつまり。
今回は、そのソレ。ついに着手してしまうという大胆不敵なネタ、タンゴのダンスとは?でございます。みなさまのお叱り、ダメ出しによって、この文章は成立することになっています。それがないと、単なるデタラメ文章です。応援よろしくお願いします。
さて。
タンゴのダンス。
すなわちアルゼンチンタンゴダンス。って書いただけで、タンゴは興味ないけどダンスはもっと興味ないし 今回のフンドシはまあいっか読まなくてもとタブを閉じようとしているみなさん、それは人生の大損失ですよ。何故なら、これからお読みになるフンドシは、人生の峠を越えて、ああ青春は燃える陽炎だったよなーと、じっと手を見ながら、中学の運動会で気になる相手と偶然踊ったフォークダンスの手の温もりを思い出している、そんなおとっつあん、ならびにおっかさんに、お送りする、実に有益な情報が含まれています。
今回はウソ800交えて、そうとう分かりやすくギリギリで書く関係で、関係者のかたがたに怒られて削除するかもしれませんから表記されているうちに読んでおいてください。
では。
そもそもダンスってみなさん、縁がありますか?
今はダンス音楽が音楽の中心みたいに当たり前なんでしょうか?ダンスね。ふーん。
そういえば歌番組なのに、なんだか踊ってるだけの人がたくさんいるグループばっかりですね。市民権あるのね。
ところが、そのダンスとタンゴのダンスがちょっと違うのは。
タンゴのダンスは ペアで踊ります。
男女よもちろん。
どうです、この文化に未経験な同級生諸君、そう聞いただけで、下半身がへんな気になるでしょう。
そう、これは我々の世代にすでになかった文化ね。女子が相手といえばフォークダンスしかなかったですね。
フォークダンスでさえ、気になる女子がいつ回ってくるかと、ドキドキしていた我々
しかも回ってくる何人か前に たいがい曲が終わるし。
曲が終わった瞬間の興味のない女子とつないだ、どうでもいい手の温もりと、喩えようのない静けさ。その後の「はい終わり解散~」なダラダラとした無力感。
青春はやはり燃える陽炎なんですが。
タンゴのダンスは。
気になる女子が勝手に回ってくるどころか、男子が気になる女子の前にずんずんと進んで行って、一緒にどうぞとご招待して
手をつなぐどころか、もう抱き合ってですよ、つまり抱擁状態で、踊ってしまう。
満員電車で触れてはいけないものが、自然に寄ってくる。
青春は燃える 鼻血ブー。
貴方のリードで島田も揺れる~♪
このネタは前も書いたような…。まあいいか誰も覚えていないだろう。
こんな古い歌、私だって知らないんですが、これ、島田っていうのは、和風な女性の髪型のことです。つまり芸者さんとかの髪型ね。
そんな時代、(今この歌を調べましたら1952年の曲だそうです)には、我が国にもしっかりペアダンスの文化があったようですね。
これがいつしか、その後のゴーゴーダンスとか、巨人の星でスランプになってふてくされた飛雄馬もグラサンかけて踊っていました、あのアレ。
アメリカ~ンなカルチャーに追い出され。
この時点で、すでにダンスはアローンなスタイルになっておりますですね。男子も女子も星飛雄馬も入り乱れているんですが、何故かペアではない。ひとりでGOGO。
いつなくなっちゃったんでしょうかねペアダンス。
なくなってなんかいません。そんな声がこれを書いた途端に聞こえてくるようです。
社交ダンスがあるじゃない。
社交? Yes 社交な ダンス。
ソシアルダンスとも言うらしい。よく駅前のビルの4Fくらいにありますよね。けっこう物件の位置はいいけど、飲食にはちょっと…、という賃貸物件ね。窓に「 社 交 ダ ン ス 」って一文字ずつ貼ってあるところ。
そこで社交が行われている のか。
それとも社交の練習をこの雑居ビルで教わって、どこかで本番が行われているのか?
迎賓館とか?大使館とかか?
謎です。謎なので、これはおそらく、お金持ちの階級なかたがたのパーティかなんかで交わす社交なものなのか よく映画で出てきますよね。でも女性はソ連のスパイだったりするやつね。ああいうイメージを我々素人は浮かべてしまうのではないでしょうか。
その社交ダンスとタンゴのダンスが、ペアダンスとして今でも密かに存在しているものだから、素人の我々は分別できず、
タンゴのダンスとは
お金持ちの娯楽 国家機密の入手 のイメージが残って、一般から疎外され、タンゴは音楽もダンスも少々忘れられてしまったのかも、怒られるかもしれませんが、まあタンゴに関わる前のワタクシのイメージはこうでした。
ところが。
タンゴのダンス。これは前のタンゴ解説で触れているのでリンクだけしておきますが、
社交ダンスとはちょっと違うという。
専門家のかたに言わせると、かなり違うという。
西城秀樹と東条英機くらい違うという。
人によっては一緒にするなコノヤローと怒られてしまうという…。
どうやら本家争いをしているようではないようなので、
対立軸にそれぞれが位置しているわけではなさそうですが、
まあ、極端に例えると
「カネモチと一緒にするな」VS「ビンボー人と一緒にするな」の図式?。
あ、全く違う?スイマセン。
「茨城と一緒にすんな」VS「つくばと一緒にすんな」?
あ、さっぱり解らない?地元しかわからないですねスイマセン。
具体的には、社交ダンスが上半身を距離を離して行うのに対して、タンゴのダンスは、距離なし、ここが決定的に違うんだそうです。
距離なし。どうです、すごいでしょう。
つまりタンゴのダンスはいろんな意味で「過激」なんですね。というかもっと卑猥というか。こっちが近いかな。なんつったって売春宿が発生点ですから。近くで演奏していて、ハラハラするような。妖艶なという表現が適切でしょうか。
このダンスの社交場のことを「ミロンガ」と言います。タンゴのリズムの一種のミロンガと同姓同名なんで、ややこしいんですが、つまりダンスホールのことです。
こうしたところで、心得のある男女が、誘い誘われダンスを踊るという。この図式は社交ダンスも同じでしょうか。つまり、いずれにしても社交な娯楽ね。
で、ここだけの話なので内緒にして欲しいのですが、これをご覧のおとうさんにいいこと教えてしまうと、年齢層はけっこう幅が広く、男性は高くて女性が低い ように見えます。
どうです、いいこと聞いたでしょう。
で、まったりと、そしてべったりと 島田も揺れるってわけです。
ところが、プロのダンサーは、見せるのが仕事ですので、まったり ばかりとはいきません。
コンクールのようなもので競いあうことも多いプロのダンサーのダンスですから島田が揺れるどころか、あまりの激しさに、すっ飛んで。女性ダンサーのお御足をニヤニヤ見ているオヤヂさんの頭にスポッと。そんな激しさです。
プロはね、すごいですよ。
これ、フォークダンスなワタクシが言う話じゃないんですが、なんであまり注目されないのか、不思議です。
フラダンスは10年前くらいに流行って一般化しましたよね、フラメンコはまあそれに比べれば地味だけど、認知度はあったような。
ちなみにコレも、とても不思議なんですが、何故かダンスに限らず、ギターなんか特にタンゴとフラメンコって混同されることが多いです。激しいのはどちらも同じなんですがフラメンコはペアでなくアローンなダンスで、タンゴのダンスはペアね。フラメンコはスペインで、タンゴはアルゼンチンですよ念のため。(ついでに書くと、ギターの弾き方も全然違います)
そして極めつけの違い。
バラの花をくわえているのはフラメンコです って書こうとして、間違ってたら怒られるかな~と、今調べてみましたら。
調べてよかった。これは根も葉もない間違いで、そんなことを書くと怒られるそうです。
フラメンコもバラの花はくわえて踊らないようです。
どこから来たのかバラの花。
ついでなんで調べてみました。
ピンクレディではないかと、教えてgoo!には書いてありました。
なんだかあやしいベストアンサーだったので、さらに調べてみると、ピンクレディじゃなくピンクレディの歌のほう、しかも阿久悠作詞のほうでない本物、つまりオペラのカルメン、これがバラの花らしい。
バラの花 は、フラメンコともタンゴとも全く関係ないみたいで、しかもピンクレディも阿久悠先生もどこも間違ってなくて、こっちが勝手に勘違いしているだけという…。
それにしてもこれとどこで交尾してしまったのか、タンゴもバラの花の誤解をたまに耳にするんですが、
ちょっと考えればわかることで、ペアダンスでバラの花はそもそも危険ですよね。
ピンクレディのせいで、話が逸れてしまいました。
つまりタンゴのダンスは何でマイナーで誤解もされてんのかって話ね。
ペアってところがポイントなのかな。それともやはりソシアルダンスとのイメージ混同で、階級意識が邪魔をするのかな。
タンゴのダンスは間近で、汗が飛んでくるようなところで、もう怖いもの見たさというか、例えが悪いですが、そういう見方が似合うものなんじゃないかな。大きなホールで見るものではないような。
でも、タンゴって大きなコンサートホールでやることが多かったから?
娼婦なダンスが始まりなら、そこはまあ、つまりピンサロみたいな現場で、そこは今ダンスのコンクールやるような柔道場みたいなスペースなないはずですよね。
ピンサロ覗くような、そんな見方が健全だと?なんだか話が無茶苦茶を通り越して、関係者のかたがたの怒りも通り越してしまっていると思いますが、まあ、そのくらいの近距離で見るのと、大きなホールの二階席から覗くのは、やっぱり違うような。
ワタクシは演奏者なので、ダンスを最前列のお客さんより近くで見てますから、そう思い込んでしまうのかな。
…。
というナゾだらけのタンゴダンス。
コレ以上話をとっ散らかして墓穴を掘るわけにもいかないので、視点を変えまして。
では、コレ。曲によって決まったかたちがあるのか、つまりフィギュアスケートでいう規定演技なのか、それとも自由演技なのか。
例えば盆踊りなんかは、曲に踊りが決まっていますよね。親切な会場では和風イラストで、踊り方を書いたしおりを配布してくれたりしますね。
タンゴのダンスはどうなのか?
やっているかたにとってはなんだそんな常識的な疑問と思うかもしれませんが、知らない我々からすると、ここからすでにわからないですよね。
これは、ダンサーさんが創作して曲にあてるようです。つまり曲自体にはここでこう、みたいなものはないみたいです。
では具体的にはどうやって事が運んでいるのか、これも我々素人にとってはすっかり謎です。
一言一句仕込むのか?プロのパフォーマンスはそれも当然ありでしょうが、そうなると愛好家のみなさんが集うミロンガ(ダンスホール)でのダンスが成立しませんよね。
もしそうなら、抱擁するのに何日も同じ曲をひとり自宅で練習することになってしまいます。条件が一言一句ですから、間違えたら相手に嫌われてしまいます。なので練習も必死。しかしこれは社交方面というよりは日体大方面で、あまり気軽ではないような。
そもそも家でひとりで練習とは「エアータンゴダンス?」、それとも敷布団を引っ越しヒモで丸く結いて擬似相手を制作し練習?
どちらもちょっと虚しいような。
でも何もルールがないと足を踏んづけたり、一緒にズッコケたり、近くのカップルにぶつかったり、頭突きしたり、絶対するはず。
しかし実際ミロンガでこうしたトラブルは見たことがないです。ナゾですね。
どうなってんのか。
コレ、掟があるらしいんですね。
必ず、男性が女性をリードする、これが鉄則なんだそうです。
それに女性が従うことによって、成立しているというものらしいです。
その逆はないんだそうです。
貴方のリードがあるから島田も揺れる?♪が鉄則で。
島田のリードであなたが揺れる ことはあり得ないらしいです。
なるほど。
近隣のカップルとぶつからないのは、男性が自分の世界に引きこもっていないで、ちゃんと回りを見渡しているからってことね。
ズッコケないのは、相手に無理なことをさせないってこと?
で、相手を退屈させないという駆け引きってこと?
足を踏んづけないのは、女性が男性のリードに忠実に従っているから?
一般家庭では、あり得ないこの図式。
なるほど、ここを磨くわけね。オトナの階段ですねコレは。
今回の動画、やっとここまで引っ張って出てくるところがなんとも申し訳ないんですがコレです。
しかもここまで、ダンスの基本みたいなインチキ話で引っ張っておいて、
よりにもよってコレ。
El Huracan、邦題が「台風」。
あの独特なムードの「タンゴダンス」とはちょっと違いますね?
でも、よーく見てくださいよ、
ワタクシが書き垂れてきたことのいくつかがなんとなく合っているでしょうか?
しかも
アナタのリードで、
背 負 い 投 げ。
プロってすごいですね。
今回のツアーはこのお二人と全ての場所でご一緒させていただく予定です。
タンゴのダンスを間近で見ることができる絶好の機会です。
2 comments for “El Huracan”